各種の瞬間ガレージ
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2005
2006

エクスクルーシブXXプログラム

トップ顧客向けの究極モデル

エクスクルーシブXXプログラム
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408 4RM
F430 Challenge
248 F1
F430 GTC
2007
エクスクルーシブXXプログラム
2006エクスクルーシブXXプログラム
2006シューマッハの圧倒的強さ

XX

トップ顧客向けの究極モデル
フェラーリは、お客様の声をいつも大切にするという姿勢を貫いています。そこで2004年、フェラーリはあるプログラムの可能性に着目しました。そのプログラムとは、最先端の技術を採用した究極のモデルを購入すると、そのオーナーがニューモデルの開発などに積極的に貢献できるというものです。
これは確かに大きな賭けでしたが、フェラーリによってXXプログラムと名付けられたこのプログラムは、真のサクセスストーリーを築き上げました。このプログラムを実施するにあたり、フェラーリは、2002年のEnzo FerrariにインスパイアされたFXXの製造に踏み切りました。Enzo FerrariはスクーデリアのF1における経験が存分に活かされたモデルであり、その開発時には「FX」の開発コードが与えられていました。FXXの名前はこれに由来します。究極のサーキット専用モデルを誕生させるにあたり、開発チームがそのニューモデルをFXXと呼ぶと、この名前が人気を得て定着することになります。FXXには、最高出力800 CVを発生する、6.2リッターのV12エンジンが搭載されました。また、入念に造り込まれたエアロパッケージにより、FXXのダウンフォースはEnzoのレベルを40%も上回ることができました。一人一人のクライアント・テストドライバーの要件に合わせてコックピットがカスタマイズされていた点も特徴のひとつです。しかし、一切の妥協を排して開発されたこのFXXですが、サーキットを走ることはできてもレースに参加することはできませんでした。FXXの生産台数は合計29台で、個々の車両は特に意欲的なお客様に販売されました。オーナーとなった個々のドライバーは、資格を持ったインストラクターとプロドライバーのサポートを受けることで事実上マラネッロのテストドライバーになると、跳ね馬のエンジニアと頻繁に情報交換をすることとなりました。技術者は、最新のテレメトリーシステムによってサーキット走行における各種のデータを集め、FXXの改善に役立てただけでなく、他のフェラーリモデルで各種のソリューションが使用できるかの見極めも行いました。発売時、FXXは世界最高額を記録しています。
1994年以降、Schuppan 962CRが最高額を提示していきましたが、FXXがその記録を塗り替えたのです。サーキットでのイベントが企画されると、そこにはプログラムの参加者が招待されました。このプログラムのユニークな特徴は、オーナーがFIA認定のサーキットを自分の車で走行できることにあります。 FXXは、2005年8月17日にペブルビーチのフェラーリデーで内覧が実施されると、10月にムジェロで開催されたフィナーリ・モンディアーリで正式にデビューしました。その後は、12月初旬のボローニャモーターショーに展示されると、1月のデトロイトモーターショーではアイズ・オン・デザイン・アワードを受賞しています。こうして2006年にFXXプログラムの活動が開始されました。このモデルは、2006年4月に米国のホームステッドでサーキットデビューを果たしています。そして同年、30台目の左右のドアに「30」と記したオールブラックのFXXが、トルコGPから戻ったスクーデリア・フェラーリのミハエル・シューマッハに贈呈されました。9月初旬、シューマッハはニュルブルクリンクに集まったクライアント・テストドライバーのチームに加わっています。Evoキットの開発においてもシューマッハの提案が採用されることとなり、プログラムは2008年と2009年のシーズンまで延長されました。 FXXは、XXプログラムで誕生した初代モデルとして、フェラーリのクライアントレース部門「コルセ・クリエンティ」が企画するイベントに今でも姿を見せ、世界で有数の素晴らしいサーキットでその走りを披露しています。このプログラムには、2009年に発表されて2012年にEvoキットでアップグレードされた599XXのほか、2014年末にアブダビのフィナーリ・モンディアーリで公開されて2015年以降サーキットを走り続けているFXX Kの2台が追加されています。

2006

Ferrari 599
F430 Challenge
248 F1
F430 GTC
00:00
2006シューマッハの圧倒的強さ

エクスクルーシブXXプログラム

トップ顧客向けの究極モデル

フェラーリは、お客様の声をいつも大切にするという姿勢を貫いています。そこで2004年、フェラーリはあるプログラムの可能性に着目しました。そのプログラムとは、最先端の技術を採用した究極のモデルを購入すると、そのオーナーがニューモデルの開発などに積極的に貢献できるというものです。

エクスクルーシブXXプログラム

これは確かに大きな賭けでしたが、フェラーリによってXXプログラムと名付けられたこのプログラムは、真のサクセスストーリーを築き上げました。このプログラムを実施するにあたり、フェラーリは、2002年のEnzo FerrariにインスパイアされたFXXの製造に踏み切りました。Enzo FerrariはスクーデリアのF1における経験が存分に活かされたモデルであり、その開発時には「FX」の開発コードが与えられていました。FXXの名前はこれに由来します。究極のサーキット専用モデルを誕生させるにあたり、開発チームがそのニューモデルをFXXと呼ぶと、この名前が人気を得て定着することになります。FXXには、最高出力800 CVを発生する、6.2リッターのV12エンジンが搭載されました。また、入念に造り込まれたエアロパッケージにより、FXXのダウンフォースはEnzoのレベルを40%も上回ることができました。一人一人のクライアント・テストドライバーの要件に合わせてコックピットがカスタマイズされていた点も特徴のひとつです。しかし、一切の妥協を排して開発されたこのFXXですが、サーキットを走ることはできてもレースに参加することはできませんでした。FXXの生産台数は合計29台で、個々の車両は特に意欲的なお客様に販売されました。オーナーとなった個々のドライバーは、資格を持ったインストラクターとプロドライバーのサポートを受けることで事実上マラネッロのテストドライバーになると、跳ね馬のエンジニアと頻繁に情報交換をすることとなりました。技術者は、最新のテレメトリーシステムによってサーキット走行における各種のデータを集め、FXXの改善に役立てただけでなく、他のフェラーリモデルで各種のソリューションが使用できるかの見極めも行いました。発売時、FXXは世界最高額を記録しています。

1994年以降、Schuppan 962CRが最高額を提示していきましたが、FXXがその記録を塗り替えたのです。サーキットでのイベントが企画されると、そこにはプログラムの参加者が招待されました。このプログラムのユニークな特徴は、オーナーがFIA認定のサーキットを自分の車で走行できることにあります。 FXXは、2005年8月17日にペブルビーチのフェラーリデーで内覧が実施されると、10月にムジェロで開催されたフィナーリ・モンディアーリで正式にデビューしました。その後は、12月初旬のボローニャモーターショーに展示されると、1月のデトロイトモーターショーではアイズ・オン・デザイン・アワードを受賞しています。こうして2006年にFXXプログラムの活動が開始されました。このモデルは、2006年4月に米国のホームステッドでサーキットデビューを果たしています。そして同年、30台目の左右のドアに「30」と記したオールブラックのFXXが、トルコGPから戻ったスクーデリア・フェラーリのミハエル・シューマッハに贈呈されました。9月初旬、シューマッハはニュルブルクリンクに集まったクライアント・テストドライバーのチームに加わっています。Evoキットの開発においてもシューマッハの提案が採用されることとなり、プログラムは2008年と2009年のシーズンまで延長されました。 FXXは、XXプログラムで誕生した初代モデルとして、フェラーリのクライアントレース部門「コルセ・クリエンティ」が企画するイベントに今でも姿を見せ、世界で有数の素晴らしいサーキットでその走りを披露しています。このプログラムには、2009年に発表されて2012年にEvoキットでアップグレードされた599XXのほか、2014年末にアブダビのフィナーリ・モンディアーリで公開されて2015年以降サーキットを走り続けているFXX Kの2台が追加されています。

エクスクルーシブXXプログラム

2006年の傑作