2020
2021

大きな変化の年

大きな変化の年
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296 GTB
SF21
812 Competizione
812 Competizione A
Daytona SP3
大きな変化の年
2021大きな変化の年
00:00
各種の瞬間ガレージ
1947
1947初勝利
1948166 MMのデビュー
1949ル・マン勝利
1950
1950赤のミッレミリア
1950F1デビュー
1951F1初勝利
1952マルゾットのモナコ優勝
1952アスカリの勝利
1953スポーツカー選手権
1954最後のパンアメリカン
1954パリのクイーン
1955クーペのレディ
1956チャンピオンファンジオ
1957CALIFORNIA DREAMING
1957最後のミッレミリア
1958優美なチャンピオン
1959米国に挑む
1960
1960シリーズ開始
1961赤の独占
1962マスターピース
1963ル・マン、イタリア
19642つの世界のヒーロー
1965タルガで勝利
1966至宝の365 P
1967伝説のゴール
1968勝利への賛辞
1968アルゼンチンタンゴ
1969タスマニアのディーノ
1969ヨーロッパのマスターズ
1969新しいパートナー
1970
1970512 Sの奇跡
1971365 GT4 BB
1972312 P全勝
1972ホームサーキット
1973DINO 308 GT4が到着
197450回目の熱狂
1975チャンピオンのラウダ
1975初回
1976見事なオートマチック
19772回目のニキ
1978故郷で才能開花
1979シェクター世界一
1980
19808気筒エンジンを搭載した4シーター
1981モナコでターボが優勝
1982無敵の308 GTB
1983オープエアの楽しみ
1984フェラーリ初
1984スタイルの傑作
1985328、最後の舞台
1986米国の脅威
1987エンツォの夢
1988別れの日
1989マンセルのギア
1990
1990F1GP 100 勝
1991アイコンの進化
1992クラシックGT
1993クライアント専用
1994究極の洗練
1995F1ロードカー
1996シューマッハ初
1997革命的なギアボックス
1998スピード・フォルム
1999頂点に復帰
2000
200021年後
20012回目の世界タイトル
2002創業者への敬意
2003追悼アニエッリ
2004制止不能
2005SUPERAMERICAの魔術
2006エクスクルーシブXXプログラム
2007キミ、逆転王者
2008再びチャンピオン
2009ベンチマーク・カー
2010
2010赤のファン
2011全天候型FF
2012性能とデザイン
2013究極の革新
2014究極
2015未来に向かって
201670周年の象徴
2016株式市場の上場
2017祝!70周年
2018セルジオとの別れ
2019異なるオーナーには異なるフェラーリを
2020
2020優れた回復力を発揮するブランド
2021大きな変化の年
2021新たなゴールに向かって

大きな変化の年

2021年は大きな変化の年でした。しかし、それにも増して、偉大な成功と歴史的な発表のあった年でした。まず、トップが交代し、CEOのルイス・カミレリの後任にベネデット・ヴィーニャが就任しました。

大きな変化の年

大きな変化の年

ヴィーニャの登場は、急速に変化し続ける世界においてもフェラーリが特別な地位を確保できるようにするための、革新、ビジョン、ターゲット戦略が詰まった、フェラーリの未来に向けた力強い意志表明となりました。 ジョン・エルカン会長の強い後押しによって就任したヴィーニャが初めてマラネッロの本社に来たのは、フェラーリがスパ・フランコルシャン24時間レースで歴史的勝利を収め、続いてル・マン24時間レースでも記憶に残る勝利を挙げた、わずか数日後のことでした。このまったく異なる2つの勝利に共通していたのは、GTレーシング・スタッフの献身的な努力と決意、そしてアレッサンドロ・ピエール・グイディの抜群の才能でした。このイタリア人ドライバーは、数年前からGT選手権で有力株として一目置かれる存在でしたが、2021年には走りを完全に支配しようと試み、チームメイトのジェームス・カラドとともに2度目のLMGTE Pro世界タイトルを獲得しました。これにより、フェラーリは2017年の勝利から4年ぶり、7度目となる栄冠を手にし、世界の頂点に返り咲きました。

大きな変化の年

2021年は、全体として、フェラーリにとって量産車ベースの選手権では最も成功した、記憶に残るシーズンとなることでしょう。 これは、2016年以来、国内外のシリーズで119ものタイトルを獲得し、ほとんど現実離れした473勝という記録を積み重ねてきた、Ferrari 488 GT3およびGTEによるものです。 モータースポーツの暗黙の法則のひとつに、「勝利が勝利を呼ぶ」というのがあります。これを踏まえ、Ferrari 312PBがフェラーリに最後の世界タイトルをもたらしてからちょうど50年後の2023年にフェラーリが世界耐久選手権に復帰することが発表され、アントネッロ・コレッタ率いるGTレース活動部門のスタッフたちが華々しい未来に向けた基盤を築くことになりました。LMH(ル・マン・ハイパーカーの略)は、ジョン・エルカン会長が伝説のフランスの耐久レースをスタートさせたル・マンで述べたように、夢と希望、そしてフェラーリにふさわしい役割を取り戻そうという野心に満ちたクラスです。しかし、フェラーリの挑戦はそれだけではありません。すでにマラネッロでは、圧倒的な成功を収めたFerrari 488の後継となる新型GT3の設計に着手しています。

大きな変化の年

このシーズン、GTでの勝利と並んで、F1においても、スクーデリア・フェラーリが大きな躍進を遂げました。シャルル・ルクレールと新加入のカルロス・サインツにより、フェラーリはコンストラクターズで3位となり、表彰台に返り咲いたのです。こうした追い風の中で、フェラーリは革新的な296 GTBを発表しました。この跳ね馬のミッドリヤ・エンジン搭載の2シーター・スポーツカーの最新の進化形は、ステアリングを握る楽しさの概念を一新します。極限的な場面だけでなく、日常の運転でも純粋な感動を与えてくれるからです。 また、完全に新しいタイプの663 cvのフェラーリの120°V6ターボ・エンジンを採用し、これに167 cvを上乗せする電気モーターを組み合わせたことも、真に画期的でした。これは、跳ね馬のバッジをつけたロードカーとしては初めて搭載された6気筒です。合計830 cvという巨大な出力により、比類ないパフォーマンスと、類を見ない爽快なまでに画期的なサウンドを実現しています。

大きな変化の年

コミュニケーションとブランド面でも、大小さまざまな刷新が試みられました。新しいコーポレート・アイデンティティの発表に続き、フェラーリはクリエイティブ・ディレクターのロッコ・イアンノーネがデザインした初のファッション・コレクションを携えて、ファッション界にスタイリッシュなデビューを果たしました。ファッション・ショーは、跳ね馬のモデルを製造している生産ラインの間で行われました。このコレクションは、本来の環境に置かれることで、生き生きと輝きます。新しいフェラーリ・ストアは全面的にリニューアルされ、このプロジェクトの一環として、歴史あるレストラン「カヴァリーノ」も見事に改装されました。現在ここでシェフを務めるのは、才能あふれるマッシモ・ボットゥーラです。これに劣らぬビッグ・ネームであるフラヴィオ・マンゾーニ率いるデザイン・チームは、フェラーリの歴史に残る名車であるFerrari 330 P4にインスピレーションを得て、Iconaスペシャル・シリーズの最新作として、時代を超えたFerrari Daytona SP3をつくり上げました。この傑作は、11月にムジェロで開催された「フィナーリ・モンディアーリ・フェラーリ」において披露され、サーキットの内外での跳ね馬のサクセス・ストーリーを祝うことになりました。

2021年の傑作