1979
1980

8気筒エンジンを搭載した4シーター

「Mondial 8」がデビュー

8気筒エンジンを搭載した4シーター
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308 GTBi
Mondial 8
208 GTB
126 CK
1981
8気筒エンジンを搭載した4シーター
19808気筒エンジンを搭載した4シーター
00:00
各種の瞬間ガレージ
1947
1947初勝利
1948166 MMのデビュー
1949ル・マン勝利
1950
1950赤のミッレミリア
1950F1デビュー
1951F1初勝利
1952マルゾットのモナコ優勝
1952アスカリの勝利
1953スポーツカー選手権
1954最後のパンアメリカン
1954パリのクイーン
1955クーペのレディ
1956チャンピオンファンジオ
1957CALIFORNIA DREAMING
1957最後のミッレミリア
1958優美なチャンピオン
1959米国に挑む
1960
1960シリーズ開始
1961赤の独占
1962マスターピース
1963ル・マン、イタリア
19642つの世界のヒーロー
1965タルガで勝利
1966至宝の365 P
1967伝説のゴール
1968勝利への賛辞
1968アルゼンチンタンゴ
1969タスマニアのディーノ
1969ヨーロッパのマスターズ
1969新しいパートナー
1970
1970512 Sの奇跡
1971365 GT4 BB
1972312 P全勝
1972ホームサーキット
1973DINO 308 GT4が到着
197450回目の熱狂
1975チャンピオンのラウダ
1975初回
1976見事なオートマチック
19772回目のニキ
1978故郷で才能開花
1979シェクター世界一
1980
19808気筒エンジンを搭載した4シーター
1981モナコでターボが優勝
1982無敵の308 GTB
1983オープエアの楽しみ
1984フェラーリ初
1984スタイルの傑作
1985328、最後の舞台
1986米国の脅威
1987エンツォの夢
1988別れの日
1989マンセルのギア
1990
1990F1GP 100 勝
1991アイコンの進化
1992クラシックGT
1993クライアント専用
1994究極の洗練
1995F1ロードカー
1996シューマッハ初
1997革命的なギアボックス
1998スピード・フォルム
1999頂点に復帰
2000
200021年後
20012回目の世界タイトル
2002創業者への敬意
2003追悼アニエッリ
2004制止不能
2005SUPERAMERICAの魔術
2006エクスクルーシブXXプログラム
2007キミ、逆転王者
2008再びチャンピオン
2009ベンチマーク・カー
2010
2010赤のファン
2011全天候型FF
2012性能とデザイン
2013究極の革新
2014究極
2015未来に向かって
201670周年の象徴
2016株式市場の上場
2017祝!70周年
2018セルジオとの別れ
2019異なるオーナーには異なるフェラーリを
2020
2020優れた回復力を発揮するブランド
2021大きな変化の年
1980比類なき美しさ

8気筒エンジンを搭載した4シーター

「Mondial 8」がデビュー

フェラーリは1980年にV12エンジンとV8エンジンを搭載した2つのシリーズを改めて定義し、ラインナップの構成の見直しを行いました。

8気筒エンジンを搭載した4シーター

ここから生まれたMondial 8は4シーターとミッドシップエンジン・リアドライブ方式(MR)を採用し、Dino 308 GT4の後継モデルとしてジュネーブモーターショーでデビューしました。 マラネッロはGT4でベルトーネのデザインを取り入れましたが、その後、フロントバンパーの下にラジエーターグリルを備えたウェッジラインを追求したデザインを掲げるピニンファリーナに完全にシフトしました。 GT4より10 cm長いホイールベースとワイドなトレッドを備えたMondial 8は、車内空間がさらに広がりました。また、さまざまな標準機能を装備し、インテリアがかなり洗練されたほか、12気筒モデルのサイズに合わせて大型化しました。 さらに、大きなバンパー、サイドパネルの目を引く2つのエアインレットとリトラクタブルヘッドランプを装備し、オプションのサンルーフも用意されました。 「Mondial」は、その装備内容とエルゴノミクス、燃料消費量と排出量が低減していること、またV12モデルよりも価格がかなり抑えられていることから、フェラーリ初の「ワールドカー」、もしくは「大衆向けのスーパーカー」と呼ばれました。モデル名自体には、実際には2つの意味がありました。前年のF1世界選手権優勝に対する賛辞と、アルベルト・アスカリの世界選手権優勝を記念する1953年の500 Mondial barchettaへのオマージュでした。

166をベースにディーノ・フェラーリがデザインしたSport 500 Mondialの最初の1台は、スカリエッティによって製作されました。Mondial 8の導入と共に終わりを迎えるDinoシリーズは、GT4と呼ばれるモデルでフェラーリのエンブレムを与えられていたのです。Dino 308 GT4と同じエンジンを搭載したMondial 8は、市販のフェラーリ・モデルで初めてキャブレターの代わりにインジェクションを採用し、トルクの伝達がより滑らかに行われるようになりました。

また、最高出力は214 hp、最高速度は230 km/hに達しました。フェラーリは、このモデルから米国で継続的な販売を再開しました。のちの1982年に、各気筒を4バルブ化し、最高出力240 hp、排気量3,000 ccの新型V8エンジンを搭載したMondial 8 Quattrovalvoleを発表しました。デザインは最初のシリーズと同じでしたが、1983年にカブリオレを追加、さらに1985年と1989年に再びモデルチェンジを行い、フェラーリの歴史の中で最も息の長いモデルの1つとなりました。

8気筒エンジンを搭載した4シーター

1980年の傑作