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究極の革新

初のハイブリッドLAFERRARI

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LaFerrari
F138
2014
究極の革新
2013究極の革新
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2013新たなゴールに向かって

究極の革新

初のハイブリッドLAFERRARI

1980年代初め以降、マラネッロの特別限定生産のスーパーカーをつなぐ1本の赤いラインがあります。GTOではじまるこのラインは、研ぎ澄まされたF40、技術の粋を結集したF50、そしてアイコニックなEnzoへと続きます。さらに、新しいカラーとスタイルを纏いながらLaFerrariへと続いていくのです。この新たな流れは、スタイルと性能の面で特に際立っています。LaFerrariはマラネッロの最も意欲的なプロジェクトとして、フェラーリの最先端技術とテクノロジーが随所に投入されています。

究極の革新

このモデルは、800 hpの12気筒エンジンと120 Kwのエレクトリカルモーターの2種類の駆動システムを搭載したフェラーリ史上初めてのGTで、システムの総合出力は963 hpに達します。エレクトリカルモーターの低回転域における大きなトルクと高回転域における熱性能の最適化によって継続的に優れた駆動力を発揮し、制動時とエンジンが過剰なトルクを発生するたびにバッテリーに充電され、蓄えられたエネルギーはドライバーが必要とするときに瞬時に活用できるようになっています。

LaFerrariの斬新なエアロダイナミクスは、フェラーリスタイリングセンターのチームと設計開発エンジニアたちが車輛の初期計画から共同で進めてきた作業の成果です。このエンジニアリング面での共同作業をもとに、「アクティブ・エアロダイナミクス」とハイブリッドシステムが車輛の他のダイナミックコントロールシステムに統合され、あらゆる条件下で記録を凌駕するような性能を実現できるようになりました。 制御システムとダイナミックパラメータを統合し、「アクティブ・エアロダイナミクス」がフロントとリヤの装備を介してダウンフォースとバランスを持続的に調整・改善するLaFerrariは、あらゆる走行条件下で最大のダウンフォースと最小の抗力係数を結びつけ、マラネッロ史上最速のロードカーとなっています。また、このモデルのフォルムもこの機能に大きく貢献しています。F1から市販車への技術移転は、跳ね馬の歴史的な優位性の1つです。LaFerrariは自動車技術の限界を再定義するマラネッロの最も意欲的な試みとして、F1で得たノウハウがロードカーの製造において高度に活かされており、HY-KERSシステムを備えたこれまでで最もパワフルかつ高効率なフェラーリとなっています。サーキットでテスト後にロードカーのために特別開発したKERSシステムを採用し、V12エンジンとエレクトリカルモーターを完全に組み合わせた2つの駆動システムのメリットがシームレスに結びつけられました。 シャシーのデザインと構造も、F1とロードカーの間の技術移転において非常に密接な関係にあります。(技術部門のエンジニアと技術者で構成された)スクーデリアとGTのチームは、1990年から2000年まで跳ね馬のシングルシーターのデザイナーを務め、F1で11の世界タイトルを獲得したロリー・バーンのアドバイスをもとに、プロジェクトの初期段階から共同作業を行いました。シャシーは、スクーデリアで使用されているのと同じ材料、設備、製造プロセスを投入し、すべてマラネッロの社内で製造されました。またF1と同じく、航空産業で使用されている「プリプレグ」コンパウンドの4つの複合材が採用され、各エリアが特定の機能要件を満たすよう設計されました。ドライビングポジションもF1が直接のベースとなっており、固定式のシート、調節可能なステアリングコラムとペダルにより、ドライバーに合わせて完璧にセットアップできるようになっています。
フェラーリを貫く伝統の赤いライン、それはドライバーが見つめるアスファルトから地平へ、そしてマラネッロの未来へと続いているのです。

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2013年の傑作