2017
2018

セルジオとの別れ

フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネの早世

セルジオとの別れ
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Ferrari 488 Pista Spider
Ferrari Monza SP1
Ferrari Monza SP2
Ferrari 488 Pista
2019
セルジオとの別れ
2018セルジオとの別れ
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各種の瞬間ガレージ
1947
1947初勝利
1948166 MMのデビュー
1949ル・マン勝利
1950
1950赤のミッレミリア
1950F1デビュー
1951F1初勝利
1952マルゾットのモナコ優勝
1952アスカリの勝利
1953スポーツカー選手権
1954最後のパンアメリカン
1954パリのクイーン
1955クーペのレディ
1956チャンピオンファンジオ
1957CALIFORNIA DREAMING
1957最後のミッレミリア
1958優美なチャンピオン
1959米国に挑む
1960
1960シリーズ開始
1961赤の独占
1962マスターピース
1963ル・マン、イタリア
19642つの世界のヒーロー
1965タルガで勝利
1966至宝の365 P
1967伝説のゴール
1968勝利への賛辞
1968アルゼンチンタンゴ
1969タスマニアのディーノ
1969ヨーロッパのマスターズ
1969新しいパートナー
1970
1970512 Sの奇跡
1971365 GT4 BB
1972312 P全勝
1972ホームサーキット
1973DINO 308 GT4が到着
197450回目の熱狂
1975チャンピオンのラウダ
1975初回
1976見事なオートマチック
19772回目のニキ
1978故郷で才能開花
1979シェクター世界一
1980
19808気筒エンジンを搭載した4シーター
1981モナコでターボが優勝
1982無敵の308 GTB
1983オープエアの楽しみ
1984フェラーリ初
1984スタイルの傑作
1985328、最後の舞台
1986米国の脅威
1987エンツォの夢
1988別れの日
1989マンセルのギア
1990
1990F1GP 100 勝
1991アイコンの進化
1992クラシックGT
1993クライアント専用
1994究極の洗練
1995F1ロードカー
1996シューマッハ初
1997革命的なギアボックス
1998スピード・フォルム
1999頂点に復帰
2000
200021年後
20012回目の世界タイトル
2002創業者への敬意
2003追悼アニエッリ
2004制止不能
2005SUPERAMERICAの魔術
2006エクスクルーシブXXプログラム
2007キミ、逆転王者
2008再びチャンピオン
2009ベンチマーク・カー
2010
2010赤のファン
2011全天候型FF
2012性能とデザイン
2013究極の革新
2014究極
2015未来に向かって
201670周年の象徴
2016株式市場の上場
2017祝!70周年
2018セルジオとの別れ
2019異なるオーナーには異なるフェラーリを
2020
2020優れた回復力を発揮するブランド
2021大きな変化の年
2018新たなゴールに向かって

セルジオとの別れ

フェラーリ会長セルジオ・マルキオンネの早世

2017年に盛大な70周年祝祭を終えた Prancing Horse(跳ね馬)は、2018年初頭から気持ちを新たに、目の前に立ちはだかる課題に取り組みました。

セルジオとの別れ

恒例のジュネーブ国際モーターショーでは、2016年と2017年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーに選 出された V8ターボの最強バージョンを搭載した Ferrari 488 Pista が発表されました。この新型車輌は、レース・フィールドで培った技術を史上最高レベルで注ぎ込んだロードカーです。 実際に、レース仕様の 488 GTE は、FIA世界耐久選手権(WEC)において、2016年から2年連続で GT部門のコンストラクターズタイトルを獲得しました。フォーミュラ1では昨年、セバスチャンベッテルがシーズン開幕2連勝を飾り、幸先の良いスタートを切りました。そして、ルイス・ハミルトンと白熱したバトルを繰り広げ、夏前までに世界選手権ランキングで首位の座につきました。しかし、この時期、弊社は予期しなかった会長兼CEOのセルジオ・マルキオンネの早過ぎる死に、打ちひしがれていました。 マルキオンネが残した多大なる遺産は、新会長のジョン・エルカーンおよびルイス・カミレーリ新CEOに受け継がれました。両者は、マルキオンネが懸命に取り組んだ新しいビジネスプランを発表するという重要な任務を引き継ぎをました。新会長と新CEOは、そのプランを発表する場として公式に公開した新施設、「スタイルセンター」に株主を招待して、短期的なビジョンを発表しました。向こう 3年間で 15 の新モデルを開発し、未来を見据えた研究開発への多額投資、そして気候変動問題に対処するために生産する車輌の 60%をハイブリッドにすることを目標に掲げました。 未来に向けての目標を固めるということは、これまで築いてきた豊富な創造性とソリューションを手放すということではありません。むしろ、これらを再解釈することで、新たな潮流と類い稀な技術的視点の創出につなげることです。その取り組みは、キャピタルマーケット・デイにて発表された Icona(イーコナ)プロジェクト最初の2つのプロダクト、Monza SP1とMonza SP2 に表れています。このシングルシーターと 2シーター・モデルは、どちらも 812 Superfast に搭載されたフェラーリ史上最もパワフルな自然吸気 V12エンジンを搭載しています。この 2つのモデルは、Prancing Horse(跳ね馬)史上最もエキサイティングなモデルから基本テーマを導き出すというコンセプトのもと、フェラーリのクライアントとコレクターを念頭に置いて開発した限定版スペシャルシリーズ・モデルの全く新しいセグメントの車です。 スクーデリアフェラーリのワークス・ドライバーだけでなく、時には彼らのような伝説的なプロフェッショナルドライバーとレースを戦い、勝利したジェントルマン・ドライバー達もステアリングを握った1950年代のバルケッタにインスパイアされたモデルです。

セルジオとの別れ

ニューモデルは、米国・ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで世界初公開されたFerrari 488 Pista Spider とともに、パリ国際モーターショーでオフィシャル・デビューしました。 Ferrari 488 Pista Spider は、未だかつてないパワーウェイトレシオ 1.92 kg/cv を誇るフェラーリ史上最もパワフルで高性能なプロダクション・スパイダーです。その驚くべきパフォーマンスの核となるのが、2018年に3年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーに輝いたパワーユニットです。最高出力 720CV を発生させる 3,902 cc ツインターボ V8エンジンは、過去20年に同賞を受賞したエンジンを対象とした特別賞、「ベスト・オブ・ベスト」も受賞しました。

フォーミュラ1のシーズン後半、スクーデリアは序盤の好調を維持することができず、惜しくも数ポイント差で、ライバルにダブル・タイトルを譲る結果に終わりました。そのような状況の中での明るい話題は、このシーズンを最後に、フェラーリを離れることを発表したキミ・ライコネンがオースティンで開催されたアメリカGPで優勝を飾ったことです。

セルジオとの別れ

2018年の傑作