記録破りの実績で75周年を祝ったフェラーリ
記録破りの実績で75周年を祝ったフェラーリ
The year 2022 saw strong growth for Ferrari, marked by a significant resurgence in Formula 1, a season filled with victories for the Competizioni GT department, and outstanding financial results.
<p>F1での見事な復活、コンペティツィオーニGT部門の勝利に満ちたシーズン、そして素晴らしい財務実績によって特徴づけられる2022年は、フェラーリにとって力強い成長の年となります。</p> <p>これらの非常に好調な結果はフェラーリのデビューカー発表75周年の祝賀とちょうど一致しました。エンツォ・フェラーリがマラネッロで初めて125 Sのエンジンを始動したのが1947年3月12日でした。</p> <p>その瞬間からモータースポーツの世界は永続的に変わります。</p>
<p>F1での復活と将来への可能性に加え、2022年はコンペティツィオーニGT部門も目覚ましい成功を収めて記録破りの偉業を成し遂げます。アレッサンドロ・ピエール・グイディとジェームス・カラドの活躍により、FIA世界耐久選手権最終戦のバーレーンで、フェラーリはLMGTEプロクラスのマニュファクチャラーズ部門とドライバーズ部門の両方でチャンピオンに輝きます。 </p> <p>この素晴らしい年は、モンツァでの6時間“ホーム”レースで重要な瞬間を迎えた後、日本での勝利、そしてバーレーンでの最終勝利が続きました。</p> <p>フェラーリが非常に難易度の高い世界耐久選手権で世界チャンピオンに輝いたことは、努力と犠牲、数々の障害を乗り越えた結果で、満足感も格別でした。</p> <p>合計29のタイトルを獲得してシーズンを終えます。</p> <p>アティヴィタ・スポルティーヴGT部門責任者のアントネッロ・コレッタは、2022年の重要な瞬間を振り返り、シーズンのハイライトである跳ね馬のワンメイクシリーズ、フェラーリ・チャレンジの30周年を強調します。</p> <p>「ワンメイクシリーズが30周年を迎えるというのは国際的に見ても異例な珍しいことです。この成果は、このプログラムを追求して多くの車を開発してきた当社の専門性と信頼性を証明するものです。1993年のFerrari 348を皮切りに、現在は未来の車である296 Challengeの開発を始めようとしています。数多くのモデルとカスタマーがあらゆるサーキットで競います。26回ものワンメイクシリーズのエディションに関係できたことは私の誇りです。多くの出場ドライバーとも知り合うことができました。」 </p> <p>コルセ・クリエンティ部門のシーズンは、伝統に従い、イモラの伝説的なアウトドローモ・エンツォ・エ・ディーノ・フェラーリで開催されるフィナーリ・モンディアルで最高潮に達します。フェラーリを耐久レースのトップクラスに復帰させることになるハイパーカーの499Pを発表する絶好の機会でもありました。</p>
<p>フェラーリはこの年、サーキット内外で成功を収め、2台の車が名誉ある賞を受賞するなど大きな称賛を集めます。</p> <p>最初はFerrari Daytona SP3で、パリの国際自動車フェスティバルの専門家委員会によって2022年の最も美しいスーパーカーに選ばれました。この名誉ある賞は最も優れたデザインと美しさを誇るスポーツカーを表彰するものです。フェラーリ“Icona”シリーズのFerrari Daytona SP3のデザインは、滑らかで官能的な表面と、330 P4、350 Can-Am、512 Sなど1960年代と1970年代の象徴的なレーシングカーのデザインを反映する鮮明でシャープなラインを組み合わせており、コントラストが巧みに調和しています。</p> <p>大きな栄誉を獲得した2台目の車は、権威あるカーデザインアワードのプロダクションカー部門で優勝したFerrari 296 GTBです。この賞は自動車デザインの進化に最も大きく貢献した車を表彰するものです。</p> <p>フェラーリにとって革命的な一歩となったFerrari 296 GTBは、2シーター・リヤミッドシップエンジン・スポーツベルリネッタのコンセプトを進化させています。プラグインハイブリッド（PHEV）と組み合わせたまったく新しいバンク角120度のV6エンジンがデビューし、合計出力830馬力を発揮します。この車はドライビングプレジャーの概念を再定義し、日常の移動でも運転の楽しさを保証します。</p>
サーキットでの勝利や獲得した賞賛を超えて、2022年は財務の観点からもフェラーリにとって注目すべき年でした。同社の財務報告では、純利益が2021年と比較して13%、新車の納車台数が18.5%急増し、年間の収益も19.3%の大幅増加したことが示されました。 フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャは次のように述べています。「昨年は当社のガイダンスを満たし、それを上回る素晴らしい財務結果で終わりました。純利益9億3,900万ユーロ、フリーキャッシュフロー7億5,800万ユーロなどすべての指標で新記録を樹立しています。これらの数字は2023年がさらに好調になるための基盤となります。」
