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情熱

オフィシャル・フェラーリマガジン第51号

マガジン第51号の見出しを飾るのは、限定モデルである812 Competizione、フェラーリの新しいファッション・コレクションに関する舞台裏、そしてエンツォ・フェラーリの息子のためにレストアされたクラシックなV12グランド・ツアラーです。
文 – ベン・プルマン
この812 Competizioneは、フィオラーノのテスト・サーキットにおける発表直後、フェラーリのファクトリー・ゲートから運び出され、工場の外での初めての撮影が行われました。撮影場所に選ばれたのは、トスカーナの田園地帯に美しく広がるなだらかな丘です。
フェラーリの新しいファッション・コレクションも同様にエキサイティングです。マラネッロ工場のアッセンブリー・ラインで特別なファッション・ショーが開催されるのに先立ち、ミラノの専用スタジオにおいてクリエイティブ・チームの中心に足を踏み入れました。
そのほか、40年以上にわたってフェラーリで勤務してきた献身的な従業員に会い、この会社を今日の姿に変えるにあたり、彼らの情熱がどのように役立ったかを探ります。また、フェラーリの副会長ピエロ・フェラーリが、父親のエンツォのお気に入りであった 250 GT 2+2を数十年にわたって探し求めてきた物語も同様に感動的です。

さらに、フェラーリのテーラーメイド・プログラムで製造され、V8エンジンの美しさをインテリアに再現したF8 Tributoを披露するとともに、Monza SP1とSP2に関する特別な新刊に対しての撮影の舞台裏に迫ります。進んだ技術を持っていたローマからの訪問者が最後にスコットランドに到着してから2000年が経過した今、Ferrari Romaがアントニヌスの長城に沿って古代の軍団兵を辿ります。
今年の後半、オランダの歴史あるザントフォールト・サーキットでF1が再び開催されるのに先立ち、そこで優勝を飾った最後の跳ね馬ドライバー、ルネ・アルヌー、そして彼が1983年のレースで使用した126 CBとともに、私たちは1日を過ごしました。ル・マン24時間などのレースで圧倒的な勝利を獲得すべく、跳ね馬は再び世界耐久選手権のトップクラスに公式チームでエントリーすることを発表していますが、これを受け、フェラーリがこのカテゴリーをどのようにして20年間支配してきたのかについても説明します。

最後に、サーキットを離れ(高度約35,000フィート)、情熱的なフェラーリスタであるVistaJetの創設者に会いました。彼の民間チャーター会社は、F1およびコルセ・クリエンティのためにスクーデリア・フェラーリのドライバーたちを飛行機で世界中に運びます。