「ラ フェラーリ」は、フェラーリ・プロダクション・モデルとして初めてF1由来のハイブリッド・ソリューション - HY-KERSシステム -を装備しています。
排気量6,262cc のV12 エンジンは、800CV を発生し、加えて120kW(163CV)を発生するエレクトリカル・モーターを搭載しているため、トータル出力は960CV を越えます。
800CV の出力を発生するV12 エンジンは、実に最高回転数9,250rpm を誇るもので、最高のパフォーマンス、ドライビング・プレジャー、それにもちろん比類なきフェラーリ・サウンドをお約束します。この前例のない圧倒的な結果は、容積効率、機械効率、燃焼効率という3 つの分野における研究により得られたものです。
「ラ フェラーリ」の構造は、フェラーリの伝統的な基準からしても、極めて革新的で、全てのモデルの頂点に位置するものとなります。その狙いは、かつてないほど低くなった車高、理想的な重量配分、また可能な限り低くした重心高など、エアロダイナミクス効率を極限まで追究したことにあります。しかし、何よりも重要なのは、エンジンが新しいハイブリッド・システムとシームレスに統合されている点です。これらはすべて、キャビン空間や快適性、そして乗降性を犠牲にすることなく設計されています。
「ラ フェラーリ」の全体的なシルエットとプロポーションは、そのアーキテクチャーとハイブリッドのランニングギアに由来する、いたって自然な結果となりました。