2リッター版同様、ディーノ246 Sも同時代の250テスタロッサと同じスタイルをまとっています。ただし、F1から派生したエンジンを搭載していることが250テスタロッサとの違いでした。デビューレースは1960年1月のテンポラーダ・アルヘンティーナの一環として行われたブエノスアイレス1000kmレースで、操縦したのはスカルフィオッティとゴンザレス。2台はタルガ・フローリオにも出走し、2位と4位に入賞しました。ディーノ246 Sはその後、プライベートドライバーにより多くのレースに出場することになります。一方、フェラーリワークスドライバーは主に250テスタロッサをドライブしました。