365 Pはワークスカーに課せられた4リッターのルールを破った唯一の例外です。実際、これはディーラーチームのために作られたモデルで、パワーこそ小さかったのですが、これを補うトルクを生み出す大排気量と、整備のしやすい簡潔な構造が強みでした。ファクトリーのレース部門はタッチせず、外部のワークショップでメンテナンスせざるを得なかったことを考えると致し方ない方法でした。エンジンはSOHCで、点火系も1気筒あたり1プラグ。シャシーはP2と同じものです。