330 P2の発展型である330 P3は、新しいチューブラーシャシーとグラスファイバー製タブの組み合わせが特徴で、エンジンとギアボックスもストレスメンバーとして機能し、剛性を高めていました。P2のエンジンと比較すると、P3のV12はシリンダーヘッドの設計が新しくなり、ウェバーキャブレターに代わってルーカスの燃料噴射が採用されたことなどが功を奏し、ほぼ30 kgの軽量化を果たしています。パークス/スカルフィオッティ組が挙げたスパの勝利、サーティース/パークス組が挙げたモンツァの勝利が330 P3にとって重要な戦績です。