312 Sはシャシーナンバー0744(シャシーの社内コードネームはティーポ524)上に1台だけ作られました。エンジンはDOHCのティーポ142が搭載されています。出場したのも1958年5月18日、スパ・フランコルシャンで開かれたベルギーGPの1回だけで、オリヴィエ・ジャンドビアンは4周目、ギアボックストラブルでリタイアを余儀なくされました。このレース以後、312 Sは改造され、モデル名も412 Sに改められてます。