1971年シーズン用スポーツプロトタイプは、別名ボクサーエンジンと呼ばれるフラット12エンジンを搭載していました。エンジンの形式を示す目的で、Pの次にBのアルファベットを加えている出版物が多くありますが、これはフェラーリが公認した呼び名ではなく、あくまで正式名称は1971 312 Pです。エンジンが新しくなったのに加えて、シャシーも前モデルとは異なります。小径チューブラーフレームにはアルミパネルがリベット留めされ、モノコックに一歩近づきました。