196 SPの後継車、286 SPは1962年のプレスコンファランスでデビューしました。寸法とスタイルは196 SPに酷似していますが、実はFIAの新レギュレーションに合うように設計されています。ウィンドスクリーンとテールは、246 SPプロトタイプより大幅に低くなっています。シリンダーの挟み角が65度ではなく60度であることからわかるように、エンジンはディーノではなく、12気筒を半分に切ったものです。フェラーリはビッグV6に見切りをつけ、新たにV8エンジンを開発することにしたので、このモデルの後継車はありません。