250 Sのエンジンもやはり、ジョアッキーノ・コロンボが設計し、アウレリオ・ランプレディが開発を進めた3リッターV12です。ボディはヴィニャーレとトゥリングが製作しました。1952年はフェラーリにとって素晴らしい年で、ジョヴァンニ・ブラッコがフータ峠で目覚ましい活躍を見せてミッレミリアに優勝、アルベルト・アスカリがルマンで最速ラップを出しました。250スポルトは現役時代を通じて連綿と改良が施され、その成果はやがて250MMに引き継がれることになります。