オフィシャル・フェラーリマガジン第58号

オフィシャル・フェラーリマガジンの最新号の表紙を飾るのは、息をのむほど美しいRoma Spiderです。このモデルは、クーペ・バージョンの後を継ぎ、1960年代を彷彿とさせるクラシックなデザインと今日の革新的なテクノロジーやスピードを融合させています。その大きな違いは、わずか数秒で格納されるソフトトップで、それによりドライバーは走行中にV8ツインターボ・エンジンのフルオーケストラを堪能することができます。

Roma Spiderに関する詳細だけでは足りないとばかりに、1964年にピニンファリーナがデザインした3.3リッターV12エンジン搭載の275 GTBと275 GTSをはじめ、マラネッロから生まれたクーペとスパイダーの歴史についても詳しく紹介されています。

今号には、スクーデリア・フェラーリの新しいチーム代表であるフレデリック・ヴァスールとの独占対談も掲載されており、ヴァスールは歴史的なブランドを代表することに対する誇りや、世界中のフェラーリF1ファンが抱いている溢れんばかりの情熱を目の当たりにした驚きについて語っています。

そのほか、4輪駆動、4シーターのPurosangueのパワーと適応力についても取り上げます。 プロフェッショナルGTドライバーのアンドレア・ベルトリーニと、GTデビューとなる女性パイロット、リル・ワドゥが、マドンナ・ディ・カンピーリオの雪道をPurosangueで走行し、素晴らしい成果を収めました。

また、彫刻家のアニッシュ・カプーアやアルベルト・アインシュタインなどからインスピレーションを得て、マラネッロが有名なビデオゲーム・シリーズ向けに特別に製作したバーチャル・ハイパーカー、Ferrari Vision Gran Turismoの興味深い製作秘話も紹介されています。さらに、フェラーリのクリエイティブ・ディレクターであるロッコ・イアンノーネが、先月ミラノで発表されたばかりの自身の最新ファッション・コレクションについてフェラーリ・マガジンに語ってくれました。

今号では、今年初めに開催されたデイトナ24時間レースで世界中の報道陣の前に登場した、296 GT3のデビューの舞台裏も紹介します。そのほか、新型499Pが2023年に後継車としてデビューするのを前に、約50年前にともにル・マンを戦ったFerrari 312 PBについて懐かしむ伝説のレーサー、アルトゥーロ・メルツァリオとの対談の様子もお届けします。