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情熱

Ferrari Purosangueによるニュージーランド グランドツアー:第2レグ

ニュージーランドのサウスアイランドは、その壮大な景観と豊富な地理的多様性で、世界的にその名が知られています。一方、私が5つのレグシリーズの中で走ったのは、タウポからウェリントンへと縦横断する700kmの第2レグ。このレグで目にすることができた、ノースアイランドの素晴らしさをお届けします

私たちが出発するのは、ノースアイランドの中央に位置するタウポ湖。オセアニア一帯の中でも最大の淡水湖で、 その大きさはシンガポールの国土面積に匹敵します。


この地域のドライバーは、湖を時々周回して楽しんでいるとのこと。ベースとした湖の北端の街キンロックでそのことを耳にした私たちも、そうした楽しみを少し体験することになります。 時折上下しながらも流れるようなターマックの舗装路を走れば、弾けるような水の流れを目にすることができます。

ニュージーランドの砂漠の道は、景色が豊かな全長 39 マイルの高速道路で、 Purosangue にとっては天国のような場所です

そこから次に走り抜けるのはデザート・ロードと呼ばれる道路です。周辺の色彩も単調になるこの道は、不毛の地である火山性の中央台地を抜ける国の幹線道路です。湖の南端から次の大きな街まではわずか60kmですが、まるで別世界のような印象を受ける場所です。


不毛の地であるものの、晴れた日には、ニュージーランド最大の活火山であるルアペフ山(最後の噴火は1996年)の絶景を西側に見ることができます。晴天ならば見える山も、残念ながら本日は眺めることができません。タウポでは晴れていたものの、激しい雨が降り始めたのです。しかし、このときこそPurosangueのトルクを引き出し、全輪駆動を生かすチャンスです。

「ジェントル・アニー」と呼ばれる中央高原を登る道は、ニュージーランドで最高のドライブロードのひとつと考えられており、火山地帯の素晴らしい田園景色を眺めることができます

私たちは再び幹線道路から東側に離れ、ワインの名産地ホークスベイへと向かいます。ジェントル・アニーという道(別名:タイハペ・ネーピア・ロード)は、雰囲気が大きく異なるランギティケイ地区やベイ地区につながる、離れた田舎道です。


この道も、ニュージーランドでドライブを楽しむには最高の道の1つ。急勾配や筋にようにあり得ないほど細い場所などが各所にあり、Purosangueのツアーの中で最も過酷な道であることはほぼ間違いありません。しかし、ある場所で牛の群れが道の真ん中を陣取ったり、天候がさらに悪くなったりしたこともあり、 本日の冒険的なドライブは多すぎず、少なすぎずといったところでした。

ウェリントンのウェタ・ワークショップのツアーの前に、Purosangue はランギティケイの起伏のある道路と田舎道を走りました

2日目、ハブロック・ノースの街を出発する頃につかの間の晴れ間に恵まれ。ワイララパ地方に向けて走る私たちには、少し離れた脇道でフェラーリのV12サウンドを轟かせる絶好のチャンスとなりました。


このレグの最終目的地は、島の南端近くにあるニュージーランドの首都ウェリントン。この都市は、ノースアイランドの南端部に広がるラムータカ山脈とは、湾を挟んだ反対側にあります。

2台の仲間: ウェリントンでゴールした Purosangue は、ニュージーランド・ノースアイランドの南端部で有意義な休息を取ります

ラムータカ・ヒルの55kmにわたる険しい一車線の道は、せわしないことで悪名高く、時々ある追い越し車線を活用するために多くのパワーが必要です。しかし、フェラーリならば問題はありません。


私たちはウェリントンでウェタ・ワークショップを見学するためにPurosanguesを降りました。映画の小道具や特殊効果を扱うこの制作会社は、ピーター・ジャクソン監督の映画とも深いつながりがあります。私たちは、同監督の作品「ロード・オブ・ザ・リング」について話すこともなくここまで来てしまいましたが、このグランドツアーで、私たちは特別な舞台を堪能することができました。