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Ferrari Purosangueによるニュージーランド グランドツアー第1レグ

Ferrari Purosangueで風光明媚なニュージーランドをめぐるツアーがスタートしました。5つのレグからなるシリーズのパート1では、日本の山口晃一氏がオークランドから南下し、絶景のタウポ湖へと案内してくれます
文:山口晃一 / 動画撮影:Stephen Wight/ 写真:Alastair Brook

オークランドのスカイタワーの足元では、美しい都会を縫うようにスカイラインが伸びています。隣に広がるマリーナでは、豪華なボートが浮かび、まさに「帆の街」と呼ぶにふさわしい光景です。こうした海岸沿いの魅力と洗練性が融合したオークランドを背景に、Ferrari Purosangueのエレガントなスタイルが自然と際立ちます。


雨あがりのオークランドは、初夏の太陽が輝き、グランドツアーには絶好の眩しい輝く街となりました。にぎやかな通りを行きかう人々は、まるで熟練職人が希少な天然石から切り出した彫刻のようなFerrari Purosangueに物欲しそうな視線を送ります。

オークランド市から始まるニュージーランド・グランドツアーをご覧ください

1日目の目的地は、絵のように美しい海沿いの街、タウランガです。都市部では、静粛で優雅なFerrari Purosangueに威厳ある究極のV12エンジンが搭載されているとは、気づかないかもしれません。ハイウェイに入ってもこの印象は変わらず、交通の流れに違和感なく溶け込みます。


ハイウェイを離れると、息をのむようなパノラマが広がります。なだらかな緑の丘は、まぎれもないニュージーランドの風景の特徴です。フロントウインドウ越しにこの壮観な風景を楽しみながら、車は魅惑的なカーブの連続を難なく走り抜けていきます。4シーターでありながら、Ferrari 812 GTSのような軽快さで操ることができるこの車は、驚くほど優れた敏捷性を備えています。


1日目の終点となる静かなタウランガは、港町の魅力を備えていることで有名です。

ホテルからオークランドを抜けてタウポ湖に向かって南に向かう Purosangue は、紛れもないニュージーランドの絶景の中をエレガントなスタイルで横切りました

2日目はタウポ湖を目指して南下し、ニュージーランドの典型的な美しい風景の中をドライブします。牧歌的な風景の広がるワインディングロードを、Ferrari Purosangueは冷静に走り抜けていきます。スポーツモードにすると、スーパーカーに変貌し、マラネッロにルーツがあることを思い起こさせます。


旅の途中で、ニュージーランド北島の内陸部に広がる温泉地帯にあるロトルアに立ち寄ります。ここは天然温泉で有名です。どっしりとしたレッドウッズの森では、空に届きそうな高い樹木に囲まれ、静かな散歩を楽しみます。この日の目的地で、ニュージーランド グランドツアーの第1レグの終点でもあるタウポ湖を目指して南下を続けていくと、魅力的な景色の数々に出会います。

2日目は、緑豊かな野原に隣接した長く曲がりくねった道路が続くドライバーの楽園で、力強い Purosangue の轟音を完璧に背景に溶け込んでいました

470 kmに及ぶグランドツアーの終着点であるタウポ湖の丘の上の別荘に到着しても、Ferrari Purosangueの申し分のない魅力は変わらないままです。この日の激しい走りを誇らしく示す、泥のはねた跡にもかかわらず、この車はエレガントなままで、不滅の優雅さを物語っています。


大人4人のためのスペースがあり、グランドツアーで多様な地形を走破する能力も備えたFerrari Purosangueは、快適性とパフォーマンスを兼ね備えています。V12エンジンはフェラーリの優れた技術を調和よく実現しており、瞬時のうちに人々を圧倒します。フェラーリのエレガンスと革新的な多様性が融合した1台です。


マオリ族の伝説で「北島の心臓」と崇められているタウポ湖の広大な景色を眺め渡しながら、私は2日間にわたる貴重な並外れた旅を振り返っているところです。