2019年のカラフルなレーシングマシン、フェラーリ488
2019年、フェラーリ488が世界中のレースに参戦します。フェラーリが誇るコンペティツィオーネGTのチャンピオンは、GTEおよびGT3の仕様で複数の選手権に出場する予定です。出場するレースには、世界耐久選手権(WEC)、ヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、アジアン・ル・マン・シリーズ、北米のIMSA・ウェザーテック・スポーツカー選手権、ブランパンGTワールドチャレンジ・シリーズなどが含まれます。
2019年シーズンのレースでは、きわめてカラフルなレーシングカーが集結して走りを競い合います。他に類を見ないほど強烈なインパクトを与えるのは、今年の始めにデイトナ24時間レースに参戦して人々を驚かせた、ヴィア・イタリア・レーシングの488 GT3です。この著名なレースにおいて、イタリア人レーサーのアンドレア・ベルトリーニは、ビクター・フランゾーニ、マルコス・ゴメス、およびチコ・ロンゴのブラジル人トリオとチームを組み、ヴィア・イタリア・レーシングの他と見紛うことのないGTDマシンをドライブしました。まさにEu sou Brasileiro(私はブラジル人)です!
日本のチーム、カー・ガイ・レーシングが擁するフェラーリ488 GT3も、鮮やかな蛍光イエローを纏ったレーシングカーであり、アジアの各サーキットを文字通りライトアップしてきました。焼け付くような蛍光色でカラーリングされたこのマシンも他を圧倒する走りを披露した1台で、ジェームス・カラド、ケイ・コッツォリーノおよび木村武史のチームが走らせ、前回のアジアン・ル・マン・シリーズ全戦で勝利を収めました。このタイトルを獲得したことにより、チームには6月15日/16日に開催されるル・マン24時間への参戦権が与えられています。
しかし、フェラーリ488のボディデザインを網膜に焼き付けるほど目立たせる必要はありません。AFコルセのFerrari 488 GTEを象徴するルビーレッドは、何シーズンにもわたってWECのProクラスで観衆を熱狂させています。イタリアントリコロールのアクセントが加えられたこの488は、ジェームス・カラドとアレサンドロ・ピア・グイディのドライブによって世界耐久選手権を制した現チャンピオンであり、
フェラーリのモータースポーツプログラムに参加している顧客のみに提供されるオンロードモデル、488 Pista “Piloti Ferrari”にもインスピレーションを与えました。
また、WECで存在感を際立たせているのは、スイス・スピリット・オブ・レースがGTE Amクラスで走らせる、カーナンバー54のマシンであり、トーマス・フロー、フランチェスコ・カステラッチ、そして元F1スターのジャンカルロ・フィジケラがドライバーを務めています。スパークリングシルバーでカラーリングされたこの488 GTEには、フェラーリのクラシックなセンターストライプなど、人目を引くレッドのアクセントが随所に施されているほか、フロント部分にスイスの国旗が誇らしげにあしらわれています。
北米では、スクーデリア・コルセ・ガレージ・イタリアのシーザー・バカレラとマーティン・フエンテスが駆るFerrari 488 GT3が、イタリアをテーマとしたグリーン/ホワイト/レッドのカラーリングで観客の注目を浴びています。この車両は、リヤセクションでカラーが切り替えられた大胆なデザインを特徴としていて、ブランパンGTワールドチャレンジ・アメリカのグリッドがどれほど込み合っていても存在感が抜群です。
イタリアでは、イタリアンGTチャンピオンシップが多数のフェラーリ488 GT3で彩られています。中でも注目されているのが、RSレーシングのダニエレ・ディ・アマートとアレッサンドロ・ヴェッツィオーニが駆る488です。このマシンは、ホワイトを基調にしながらインパクトのあるオレンジを配していて、絶対に見失われることがありません。[注: AF Corseの車両についても取り上げたい。マッテオ・クレッソーニと若きサイモン・マン/ニクラス・ニールセンがドライブし、クールなウブロのカラーリングです] そして、カラフルなレーシングカーに合わせて、ドライバーのレーシングスーツにも、多数のカラーが使われています。
新シーズンのニューカラーは、フェラーリ488 GTEおよびGT3がレースに参戦する際、チームとドライバー達が自分達の車両を必ず新たな方法で目立たせるであろうということを示しています。将来、オリジナルのカラーリングを施したこれらのマシンは、その多くが愛好家の間でコレクションされることでしょう。しかし、今は彼らの激しいバトル、そして必ずや将来、クラシックレースの伝説として語られることになるシーズンを愉しもうではありませんか。