812 COMPETIZIONE A用カスタム仕様のエアロダイナミクス
ユニークな車両のためのユニークなエアロソリューション
812 Competizione Aには、ボルテックス・ジェネレーターが装備されないことによる影響を解消するために、フライング・バットレスの間にブリッジ・エレメントが設けられています。巧みな最適化により、エアフローは効果的かつ効率的にリヤスポイラーへ導かれ、812 Competizioneとほぼ同じレベルのダウンフォースを確保しました。
812 Competizioneのシングルエアダクトは、その両サイドにカーボンファイバー仕上げのインテークが設けけられていて、ブレーキを冷却できるようになっています。エンジン・クーラントの冷却性能が10%向上している一方、ブレーキの動作温度も約30°C低下しました。
812 Competizioneのリヤは、エアロダイナミクス性能に磨きが掛けられていることを示しています。ボルテックス・ジェネレータ―や、車幅いっぱいに広がるスポイラーとディフューザーが装備されたうえに、エグゾーストの位置が変更されました。どれもF1の知見を取り入れたもので、ダウンフォースを増大させることが目的です。
ボンネットを横断する溝にはカーボンファイバー製のブレードが備わっていています。エンジンルーム用のエアベントを隠す革新的な手段であるだけでなく、エアベントの表面積を増大させることにも貢献しています。