F40から派生したコンペティツィオーネは、オリジナルモデルがデビューした2年後に製作されました。オーダーしたのはフランスのインポーターで、彼らはルマンに参戦できるレーシングカーが欲しかったのです。最初に作られた2台はF40LMと呼ばれ、パワフルなエンジン、レース用にモディファイされたサスペンション、特別な空力処理を施されていました。その後、マラネロには他のカスタマーからも同様のオーダーが寄せられ、結局10台前後が製作されます。ルマンのモデル名はあまりに限定的に過ぎると考えられ、より一般的なコンペティツィオーネと名づけられました。