アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催される週末の3レースは、エキサイティングな幕開けとなりました。このフェラーリ・チャレンジ・アジア・パシフィック(APAC)の第2ラウンドは、跳ね馬の他のシリーズからも参戦が可能な「ウィンター・シリーズ」2戦の第1戦でもあります。レース1では、数多くの一騎打ちや紆余曲折が見られました。
トロフェオ・ピレリAMクラスでは、予選で驚速のラップを決めてポールを獲得したクリスチャン・ブルンスボルグ氏(Formula Racing)が、決勝でも見事なパフォーマンスを見せました。チームメートのクラウス・ジーブランステン氏の挑戦を悠々と抑えて、全車を14秒も引き離してトップでラインを横切っただけでなく、このレースのファステストラップも記録しました。
コッパ・シェル・クラスは接戦となりました。ロマン・ジエミアン氏(Al Tayer Motors)、ジェイ・パク氏(FMK)、アンドリュー・ムーン氏(FMK)の3人が30秒以内の差でフィニッシュ。優勝したのはジエミアン氏で、地元を拠点とするディーラーに勝利をもたらしました。
コッパ・シェルAMクラスの戦いはさらに大接戦でした。レースをリードしたのは、レネ・マテラ氏(Scuderia Praha)とカーク・ベアウォルト氏(Blackbird Concessionaries)です。予選では、二人のタイム差は1秒を切り、最後にわずかに上回ったマテラ氏がグリッド最上位を獲得しました。レースでも緊迫のバトルが最後まで続き、二人はまったくの互角でした。なんと最後までスタート時と同じ差をたもち、写真判定かと思われるほどの僅差でフィニッシュしたのです。最終的にはマテラ氏がベアウォルト氏の激しい追撃を退け、勝利をつかみました。
スケジュール
7日(土)は、現地時間の午前8:30と午後4:00にレース2とレース3が開催されます。