レース2 はフジワラ と ムーンがダブル・ウイン。ウチダも圧勝
富士 01 9月 2019
9月1日、日本・富士SW 発 富士スピードウェイで開催された 本日の 2019年フェラーリチャレンジ・アジア・パシフィック第5戦レース2は、曇り空の下、ドライコンディションで行われました。トロフェオ・ピレリ AM クラスでは、Rosso Scuderia のウチダ・ユウダイ氏が優勝を飾り、その他の日本人ドライバーが上位を独占する結果となりました。Cornes Shiba のフジワラ・マコト氏と、Forza Motor Korea のアドリュー・ムーン氏は、それぞれのクラスで今週末 2度目の勝利を収めました
トロフェオ・ピレリAM
レース1に続いてグリッド前方を再び日本人ドライバーが独占した レース2。ウチダ氏がポール・ポジションからスタートしました。ウチダ氏は完璧なレース運びで、2番グリッドからスタートした Rosso Scuderia のイマダ・ノブヒロ氏と予選3位スタートのGo Max 氏(M Auto Hiroshima)からのプレッシャーに屈することなく、最終的に2位以下を11秒引き離してフィニッシュするという、堂々たる勝利を収めました。スタート直後に、レース1 同様、Go Max氏が素晴らしいテクニックでイマダ氏をオーバーテイクして2番手に浮上。その後 Go Max氏はウチダ氏から首位を奪うという昨日の偉業を再現することはできず、徐々にペースが落ち、最終的にウチダ氏の独走を許してしまいました。その結果、レース2は Go Max氏が2位、イマダ氏が3位となりました。昨日のレース1と同じく 4位でゴールしたフィリップ・プレッティ氏が、現在183ポイントでランキング首位となっています。Go Max氏が144ポイントでランキング 2位、イマダ氏が 77ポイントで 3位に着けています。
コッパ・シェル
今回もポール・ポジションからスタートしたCornes Shiba のフジワラ・マコト氏が18周にわたって完全にレースを支配し、圧巻の走りでこの週末2つ目の勝利を獲得しました。クラス予選2位スタートの デイビッド・プン氏(Blackbird Concessionaires HK)は、グリーンライト点灯と同時にフジワラ氏を猛追。しかし、1周目の終わりにスピンを喫して彼のレースは早々に終了しました。プン氏の後方を走行していたCTF Beijing のヤンビン・シン氏が順位をひとつ上げ、果敢にフジワラ氏との差を詰めにかかり、ペースを上げたものの捉えることはできず、2位でゴールラインを越えました。シン氏の後方では、Cornes Shiba のキシモト・ヒロユキ氏と Continental Cars Auckland のデイビッド・ディッカー氏が、10周目までホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げました。ディッカー氏がわずかにラインを外した際にキシモト氏がチャンスをつかんで前に出て、3位表彰台を獲得しました。2つのレースで2度の2位フィニッシュを決めたことで、シン氏は現在、ランキングのトップに立っています。しかし、彼のすぐ後には、わずか4ポイント差の132ポイントでフジワラ氏が2位に着けています。また、ランキング 3位には マイケル・チョイ氏が130ポイントで追っており、このクラスはシリーズで最も接戦となっています。
コッパ・シェルAM
アンドリュー・ムーン氏は、昨日のレース1に続き、本日のレース2でも再び勝利し、コッパ・シェル AM クラスのランキングで他のドライバーを大きく引き離しました。今週末、2日連続で勝利を収めたムーン氏は、現在170ポイントでランキング首位に立っています。レースは、ムーン氏の後方で Cornes Osaka の イリタニ・アツシ氏、M Auto Hiroshima のクニヒロ・リュウイチ氏、Modena Motori Taiwanの ケント・チェン氏が、白熱したバトルを繰り広げました。最終的にイリタニ氏が2位の座を勝ち取り、クニヒロ氏が3位でチェッカーを受けました。またクニヒロ氏はジェントルメン・カップも手にし、レディース・カップはカンティーチャ・チムシリー氏(Cavallino Motors Bangkok)が優勝しました。現在ランキングでは、CTF Beijingのミン・シャオ氏が99ポイントでトップのムーン氏に続いて2位、チェン氏が93ポイントで3位に続いています。
スケジュール
次戦 2019フェラーリチャレンジ・アジア・パシフィック第6戦は、9月20-22日、シンガポールのマリーナベイ・ストリート・サーキットで、F1シンガポールGPのサポート・レースとして開催されます。