HY-KERS ハイブリッド実験車

HY-KERS ハイブリッド実験車

フェラーリ、ジュネーブで革新と環境を唱える

HY-KERS ハイブリッド実験車

ジュネーブ、3月2日- The HY-KERS ヴェットゥーラ・ラボラトリオ (実験車)は、フェラーリが取り組んでいる、ハイブリッド技術開発の一例です。フェラーリ車の持ち味であるパフォーマンスやドライビングの特性を維持したハイブリッド車です。

このハイブリッド・プロジェクトのもうひとつの目的は、フェラーリが将来の CO2 排出基準を満たすことです。これは市内モードでの走行時には特に重要なことです。これまで、都市内走行に最も不利な車はスポーツカーであるとされてきました。それは、スポーツカーのエンジンが、高回転における最大効率およびパフォーマンスを考えて設計されている一方、市内モードでの走行には、低回転、低エンジン負荷であることが必要だからです。

フェラーリは、レースで培った経験を活かし、車両力学が影響を受けないように十分留意して、進化型軽量ハイブリッド・ドライブトレインを 599 GTB フィオラーノに搭載しました。これは、すべてのシステムコンポーネントを重心より低く設置してインテリアや収納スペースに影響が出ないようにするなど、慎重に考慮を重ねた結果実現しました。同様に、リチウムイオン電池はフロアパンの下に収納されています。こうして、一般車に比べて重心を低くすることに成功したのです。

フェラーリは、新しい電気モーターのデザイン・設計・組み立てに F1 の技術を取り入れ、車輌の垂直・水平力学を最適化して摩擦とブレーキバランスを改善するのに利用しました。モーターにはユニークなクーリングシステムと潤滑システムが採用されており、あらゆる作動温度や負荷で最大効率を発揮します。

約 40kg のコンパクトな 3 段階フェーズの高電圧 HY-KERS 電気モーターを、後輪駆動、 7 速デュアルクラッチの F1 トランスミッションに搭載。トランスミッションの 2 個のクラッチのひとつを介して動作し、 2 個のギアボックスのひとつをシャフトにはめ込みます。このようにして、電気モーターと V12 の動力は途切れることなく瞬時につながるのです。フェラーリは重量が 1kg増える毎に最低でも 1 馬力を増やすことを目標に掲げ、100馬力を超える電気モーターを完成させました。

ブレーキをかけている間、負トルクの運動エネルギーが充電に利用され、電気駆動装置が発電機の働きをします。この段階は、 F1 で培った経験を活かして開発した専用の電子モジュールによって制御されます。このモジュールは、電力供給の管理やバッテリーの充電に加えて、100% 電気駆動による走行時に、エンジンの付属的な装置(パワーステアリング、パワーアシストブレーキ、エアコン、車内システム)にも、V12 エンジンに搭載された発電機からパワーを供給します。また、ハイブリッドシステムのクーリングポンプも組み込まれています。

この実験車は、すべてのフェラーリ車特有の高性能を維持すると同時に、 CO2 の排出をECE+EUDC モードで 35% 減らすことに成功しました。

フェラーリ・カリフォルニア、ストップ&スタート

ジュネーブ・モーターショーに出品されるもうひとつのモデルも CO2 削減に焦点を合わせました。ストップ&スタートシステムが 2010 年 3 月からフェラーリ・カリフォルニアに採用され、燃料消費と CO2 がECE+EUDC モードで 6% カットされます。このCO2排出量 280g/km という数値は、フェラーリ・カリフォルニアがどの高性能車にも優る競争力を持つことを意味します。ストップ&スタートシステムは、ほぼ瞬間的に作動します。わずか 230 ミリ秒というこの速さは、ドライバーがエンジンの再始動に気付かない程です。

パフォーマンスを向上させて燃料消費量とCO2排出量は削減するという、フェラーリの戦略を突き詰めたのがこの方法です。研究対象となった主なエリアのひとつは、エンジン内部の摩擦です。例えば、フェラーリ・カリフォルニアの V8 直噴エンジンは、ピストン下の圧力の変化により発生する「上下運動」のロスをなくしました。また、クランクスロー下のクランクケース内に空気抜き弁を入れることによって、燃焼段階で圧縮されたブローバイガスやオイルを、圧縮段階で逆流することなくクランクケースから出すことが可能になりました。これにより、エンジン効率が確実に向上したのです。

加えて、バルブのフォロワーの DLC (ダイヤモンド・ライク・カーボン)コーティングと、カム山のスーパーフィニッシュ処理により、バルブ・トレインの摩擦が減少し、エンジン摩擦か改善されました。

マラネッロ、自給自足のグリーンパワー

効率性アップと環境維持への360度のアプローチが実を結び、フェラーリのロードカーの新テクノロジーは、マラネッロでの生産活動が環境へ及ぼす害を減らすために投資されてきた多額の資金に相応する技術となりました。

2009 年 1 月、機械加工施設のルーフに太陽光発電設備を設置して以来、ファクトリーの所要電力が年間 210,000 kWh 以上削減されました。2009年は、イタリア最大のトリジェネレーション・プラント(電力、熱、冷媒をひとつのエネルギー源から同時に供給する)の利用を開始した年でもあります。これはスポーツカー・メーカーとして初めての試みです。両システムを合わせると、年間約 30,000 トンの CO2 を削減できます(40%減)。このエコシステムのおかげで、フェラーリはエネルギー必要量をすべて自給しています。これにより、フェラーリは京都議定書の CO2 削減目標を 10 年以上も早く達成しました。ヨーロッパには 2 倍の数字が課せられているのにも関わらずこの結果を収めたことは、賞賛に値します。

このことは、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が、1990年代の最後に実行を開始し、マラネッロの生産施設を世界で最も進歩した施設のひとつに変身させた「フォーミュラ・ウォモ」プログラムにおいて、またひとつ大きく前進したことを意味します。このプログラムはユニークな職場環境を築き、従業員の福利厚生に関するイニシアチブが確立しました。フェラーリが「ヨーロッパで一番働きやすい会社」に選ばれるきっかけになったのがフォーミュラ・フォモ・プログラムなのです。

 

 

 

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