レーシング部門

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施設の全容

スクーデリア・フェラーリ
スクーデリア・フェラーリ・センターは、ステファノ・ドメ二カーリ率いるジェネラル・マネージメントを含めたF1部門の拠点です。同時にこのビルにはスポーツ・ディレクション、ロジスティックス、マネージメント・コントロール、人事部門、販売オフィスとインフォメーション・システム部が含まれています。シャシー部門とエンジン・アセンブリー部門も、プランニング&テクニカル・オフィスとともにここをベースにしています。ふたつめのビルに入るのはエンジン・アセンブリー部門、トランスミッション部門、油圧制御&車体組み立て部門。ここではレーシングカーのアセンブリーが行われ、同時にテスト・トラックに運ぶ前のチェックが行われています。
ワークショップでは開発中のエンジンのテストが行われます。

車体製作エリア
コンポジット・エリアはF1マシンを専門に担当する場所です。車体が製作されるほか、レーシングカー用のカーボンファイバーもここで製作することになります。ここではシーズン中、エアロダイナミクス関連パーツの交換も行われ、フェラーリの施設のなかでも最先端のテクノロジーを開発する部門として知られています。ということは同時に、企業秘密を抱えた部門ということでもあります。

スクーデリア・フェラーリ・メカニック・チーム
ここではF1マシンのシャシーとエンジンをプロデュースします。なかでもトランスミッションと冷却システムは専売特許。ここで製作されたすべてのパーツはチェックを受けた後、レーシグングカーにマウントされます。

物流部門
フィオラノ・サーキットとGESの間に置かれたロジスティックは、F1チームがGPに参戦するにあたって必要となる物流を一手に引き受けます。30トンにも及ぶ用具、90人の技術者、メカニックと関係者をレースからレースへとトランスポートする手はずを整えるのです。この部門には、何よりも作業を円滑に、合理的に進めることが求められています。飛行船を想わせる、コンパクトでメタリックなビルは、ロジスティック部門が扱う膨大な事務作業を考慮してデザインされています。ワークスペースは作業に応じて融通がきくような体制になっており、快適な作業ができる職場環境を整えることはビルをデザインするにあたっての最優先項目でした。



F1用風洞実験施設
1998年に完成した風洞実験施設の設計はイタリアで最も著名な建築家のひとりであるレンツォ・ピアノが手掛けたもの。ここでは65%および1/1スケール・モデルを使った実験が行われます。
空力性能の測定とデータ収集に関しては最もモダンで洗練されたシステムが採用されており、作業はアナログとデジタルの両方で行われます。テスト用の強い風は出力2000kW、直径5mのファンから生まれます。

フィオラノ・サーキット
マラネロ工場の近くにフィオラノ・サーキットが完成したのは1972年のことでした。
テレビジョン・システム、テレメーター、クロノグラフを採用したこのクローズド・サーキットは、フェラーリのF1マシンとGTカー、そしてマセラティのテストに使用されています。
当初のサーキットの全長は2948.50m。1996年にはシケインが増設され、2976.41mにまで延長されています。
フィオラノのデザイナーは、F1が開催されるさまざまなコースを再現しようと試みました。また、タイア開発用の特別なコースも設置しています。2001年から翌年にかけては、わずか数分でコース全体に水を撒き、さらに余分な水分を吸収するシステムが採用されました。シェルが開発したカリファリート・グランプリ・ビテュマンによってアスファルト路面がアップグレードされたことが最近のトピックです。これによってグリップ力が高まり、水はけが良くなりました。

かつて、中心部のビルは故エンツォ・フェラーリのオフィスでした。現在でもオフィスは残されていますが、ロフト・スペースはドライバーのトレーニング場にあてられます。またサーキットには80席のスタンドが用意されているほか、ガレージ・スペースも確保されており、悪天候の際にもスムーズに作業が進められるようになっています。
2002年、物流部門のオフィスとワークショップを増設しました。ここはフォーミュラマシンの輸送の手はずが整えられる場所で、マシンを積載するトラックのスケジュールもここで管理します。

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