優れた環境が高いクオリティを生みだす
1997年、フェラーリはマラネロ本社の改革を目的とするプログラム、フォーミュラ・ウォモを立ち上げました。これはフェラーリのスタッフに最高のワーキング・コンディションを提供することを目的としたプロジェクト。フォーミュラ・ウォモが打ち出すのは、フェラーリ社で最も大切なのはここで働く人々である、という姿勢です。モンテゼーモロ会長の以下の発言が、このプロジェクトの内容をストレートに表しています。「エンツォ・フェラーリ通り、多くの木々に囲まれたこのストリートではエボリューション、つまり革新と改革が進行しているのです」。
このプログラムの目的は、作業がきちんとオーガナイズされ、さらにエコロジカルな環境を備えたファクトリーを作り上げることにあります。その結果、働く人々に刺激を与え、彼らのモチベーションを高める職場が実現すると考えたのです。モンテゼーモロは語ります。「私たちが成し遂げたことを誇りに思います。イノベーションの実現を目標にして、職場環境、プロダクト、マーケティング、トレンドに細心の注意を払ってきました。全員で力をあわせ、情熱を注ぎ、決断をくだした結果、それが成果となって表れたのです」。
フェラーリは、働く人々が会社や同僚から信頼され、感謝されることによってのみ最高の結果を達成できることを知っています。フェラーリはまた、クルマのクオリティも工場で働く人々の人生と切り離して考えることはできないという信念も持っています。これこそ職場環境と職員の福祉が最優先される理由です。
フェラーリの生産施設は、職場として模範的であると自負しています。フェラーリのクリエイティブな生産活動の背後には、職場で働く人々のニーズに応じてデザインされた建物と設備が存在しているのです。“フォーミュラ・ウォモ”のコンセプトにのっとって改築されたフェラーリの建物は、このような考え方に沿ったものとなっています。最新技術でデザインされた照明システム、緑地(工場の周囲の道路には100本以上の木があります)、新しいレストラン、空調、遮音、そして周辺の環境に悪影響を与えないような工夫……。
フェラーリで働く人々はまた、幅広く用意された教育、フィットネス、健康管理プログラムといった分野でも恩恵を享受しています。 フォーミュラ・ベネッセプログラムは健康管理に対する意識を高め、スペシャリストによる検診を奨励します。一方、 フォーミュラ・ベネッセ・ジュニアは、職場で働く人々の子供向けのプログラムで、スポーツ、フィットネス、健康管理に対する意識を幼い時期から植えつけます。自己開発や自由研究といった職業訓練とともに、各種言語のレッスンも受けることができるようになっています。
マラネロの工場を訪れる人々が目にするのは、新型車の革新的技術だけではなくなりました。スタッフが情熱を持って取り組んだ、素晴らしい労働環境もご覧いただけるはずです。